◆地熱貯留層解析



高温の地熱流体を利用する地熱発電から地表付近の大地の熱を利用する地中熱利用まで幅広い研究を行っています。 地熱貯留層解析においては、九州や東北に分布する地熱地帯におけるフィールドデータを貯留層工学的手法を用いて分析したり、 トレーサー試験の結果を解析、模擬実験することで貯留層の水理特性の把握を行う等、実用性の高い研究を行っています。

・貯留層シミュレーション
・トレーサ試験


      

貯留層シミュレーション(左),トレーサ試験実験装置(右)




◆地熱生産工学



地熱生産工学においては、シミュレーションソフトを用いて坑井内流動の解析を行っています。

・坑井内流動


   

坑井モデル




◆地中熱利用に関する研究



一般の土壌を熱源とするエネルギー供給システムである地中熱利用は、ヒートアイランド現象や地下の熱環境汚染の抑制といった 環境対策、および省エネルギーに有効であるためその普及が期待されます。当研究室では地中熱利用システムの最適化を目指し、 国内各地におけるフィールド試験や、室内実験、数値解析などを行っています。


      

荻浦の実験設備




◆広域地下水流動解析



一般水質,酸素・水素安定同位対比,地下温度分布などのデータを測定し,これらデータに基づいて広域の地下水流動系を解析する 数値モデルを作成しています。


      

地下水フィールド調査(左),地下水流動系モデル(右)